春先の清らかでいきいきした様子をいったもので、陽射しもうららかなこの頃は、一木、一草、一花、あらゆるものが清新の気にあふれ、早春の空を清々しく粧います。
 水面に花を浮かべ、水の流れを写して清明を言祝ぐ花として、キュウーィの蔓、菜の花、日陰のかずら、鉄線をあしらいました。
 百穀を潤す春雨をいいます。恵みの雨が田畑を潤して、豊作になるようにと祈願します。
 この頃は春雨のけむるがごとく降る日が多くなり、その様子を雲龍柳、カサブランカ、レモンリーフに想い入れ、穀雨の花とします。