暦の上では秋に入りますが、残暑が厳しく、残暑見舞いの季で、暑中見舞いは立秋の前日までに出します。
 太陽をいっぱいに浴びて顔を出すパンパスグラス。その直線的な姿を紺碧の空に仰ぎ見る時、何とはなしに秋の気配が感じられます。向日葵、トルコ桔梗、カスピア、ニューサイランを取り合わせて立秋の花とします。
 暑さが止むという意味から処暑といいます。
 穀物が実のりはじめて涼風が吹き渡るこの頃、去りゆく夏の風情を表現します。
 カンガルーポー、白いアマリリス、そして、セピア色になった芭蕉の葉が初秋の黄昏を感じさせます。